3回目の「T-SQUARE」

7月19日(祝)、1つの本番が終わった。


「ネイバーズ」さんの一員であり、「はなび」でもご一緒させていただいている、ギターのY先生が勤めておられるミュージックスクールの発表会「Moonlight Music Student Concert 2010」があった。この発表会の夜の部がバンド形式の発表会になっており、そこに「ネイバーズ」さんがゲストバンドとして出演されるので、私もお声をかけていただいた次第である。(過去ブログ7月5日「抽選でギターが当たる発表会」参照

 

「ネイバーズ」さんとの交流が始まってから、「EWI」(ウインド・シンセサイザー)で「T-SQUARE」を演奏させていただくことも、今回で3回目。
この3回とも共通していることは、箱が大きいということだ。(箱とは演奏する会場)
特に今回の「京都テルサホール」は収容人数が1,000人。この大きさは私の音楽人生の中で2番目にデカいホール。ちなみに1番は「サンケイホール」。これは、20代の後半に「気まぐれハウス」のオールディーズバンドで「第2回 激突! 社会人バンドコンテスト」グランプリ大会で演奏させていただいた。(何と準グランプリを獲得!)

EWI」は今までの経験上、箱やPAさんによって随分と鳴る音に差があると感じている。今までで一番良かったのが昨年の「ネイバーズ」さんの単独ライブの時。その時のPAさんと今回のPAさんは同じ方。会場はさらにデカい。
「一体どんな音で鳴るんやろか?」

 

リハが始まった。
「OMENS OF LOVE」の前奏が会場に鳴り響く。
「ネイバーズ」さんが他のバンドと違う点の一つに、キーボードがエレクトーン(正確にはD-DECK)であるということだ。このエレクトーンという怪物は、正直、ヤバいほどスゴい。
「OMENS ~」の前奏なんぞ、CDの本物そっくり。
それが、大音量で鳴っているので、「T-SQUARE」好きにはたまらない瞬間。
私も思わず「ニヤッ」ってしてしまった。
そこに「EWI」で入っていく快感・・・
やはり想像通り、とても良い音が会場に響く。
思わずこの環境に酔いしれていく・・・

 

実はちょっとモニターの「EWI」の返しが大き過ぎた。
モニターとはステージ上で演奏者の方を向いているスピーカーで、自分の音やメンバーの音が聞こえる。
EWI」の返しが大きいと吹き方に影響が出るのだ。「EWI」は息を入れれば音が鳴る単純な設計だが、常に100%の息を入れているわけではない。曲の中で一番盛り上がるところに100%の最大音量を出すのであれば、通常のフレーズは70~80%に息の量をセーブして吹くことになる。ところが、モニターが必要以上に大きいと通常のところをついつい70%以下の音量で吹こうとしてしまう。
そんなことを気にしながら、素晴らしい音響に陶酔していると「TRUTH」のサビで大トチリをしてしまった。本当、リハでよかった。

 

本番は完璧とまではいかないが、大きくつまずいたりせず終われてホッとしている。
夜の部のトップバッターということもあり、1,000人収容のホールに150人ほどしか観客はいなかったが、みなさんの目には「EWI」はどんな風に写るのであろうか・・・

ホール.jpg