便利なモノが、あったもんだ

「Boogie☆Ramblers」での私の役割(過去ブログ4月28日「自己回想 その18」参照)を全うするために、やらなくてはいけないことが、自分のパートの音取り=耳コピだ。
誰も教えてくれる訳ではないので、自分が吹く内容は自分で探さなければならない。

例えば、ある曲のイントロにブラスの音が入っているとしよう。
最も耳に入ってくる主旋律を担当するのはトランペットで、その同じ主旋律を1オクターブ下で吹くのがテナーサックスだ。私は両者の間に入っているハモりの音を担当する。

私は実際の耳コピ作業を外ですることが多い。
うちのチビさんの習い事の送り迎えの間を利用して、マクドナルドでやる。
持参するモノは、
①ミニキーボード
ボイスレコーダー
③五線紙

原曲を再生するにはiPodよりボイスレコーダーに限る。
なぜならAB間リピート再生が出来るからだ。
耳コピしたい箇所だけ自動で繰り返し繰り返し再生する。
ボイスレコーダーには普通のステレオイヤホンで両耳に入れる。そしてその上からミニキーボードに繋がっている少し大きいヘッドフォンを付けるのだ。
つまり、耳コピする時は大小二種類のヘッドフォンを同時に使用するのだが、長い間つけていると耳が痛くなる。

世の中には2つの出力(ミニキーボードとボイスレコーダー)を一つにしてくれるモノがなかった。機能的には単純なミキサーのようなモノ。このようなモノがあればヘッドフォンは1つで済む。

結構長い間、上記のようなセットで耳コピをしていたのだが、ついに見つけた。
それが「TASCAM MP-VT1」だ。
この機械の本来の使い方は、既存の音源に重ねて自分の音を入れてみたい…という要望に応えるためのモノ。
だからこの機械にはマイクの「INPUT」が付いている。
ここにミニキーボードを差し込めば、既存の音源を鳴らしながらミニキーボードが弾けて、ヘッドフォンが1つで済むのだ。
さらにこの機器には優れた機能が付いている。
①曲の調を変えずにスピードが変えれる
②曲のスピードを変えずに、調を変えれる
③AB間リピート機能あり
これ1台であらゆる作業と練習が可能なのだ。

私にとっては非常にありがたい1品。
聞けば、随分と前から売られていたそうだ。

これほどの情報化社会なのに、欲しい情報が届かない・・・