Level5を想定せよ

8月7日(土) 19:30~


茨木市立葦原小学校で行われた地域の夏祭り、去年に引き続きゲストでお声がかかっている「ネイバーズ」さん、今年は私もご一緒させていただいた。

 

 

今回の出し物は、
①「OMENS OF LOVE」
②「TRUTH」
③「空も飛べるはず
④「チャンピオン」
⑤「Tomorrownever Known」

 

 

去年は運動場中央にあるヤグラの上で演奏されたそうだが、今回はヤグラの前に作られた高さ30cmほどのステージでの演奏となった。

 

いつもながら「ネイバーズ」さんのすごいところは、機材&楽器すべて持ち込みができることである。お祭りにはカラオケ大会や盆踊りコーナーもあるため、ちゃんとPAさんは居られる。しかし、アンプ類やドラムセットは当然持ち込みだ。

 

このようなステージの場合、大抵、ステージ上にモニター(自分たちの音を出してくれるスピーカー)はないと思っていたので、全く自分の音が聞こえないことを想定して練習はしていた。
いつも何気に吹いていることでも、急に全く音が聞こえない環境で吹くことになると、自分の吹いている旋律に確信が持てなくなってくる。だから、暗譜している曲は常の練習からこういう事態を考慮して練習している。

 

今回の出演、リハがないことは事前に聞いていたが、ステージで音出しする時間もなかった。
ギターやベースはステージ上にあるアンプから音が出ており、その音をマイクで拾ってミキサーに繋げてから、会場へと音を流す。だから、最悪モニターがなくても自分の音は聞こえる。私が吹いているウインド・シンセサイザーの「EWI」は本体から直接PAさんのミキサーにつながっているので、モニターがなければ会場に流れている音でしか自分の音を確かめる術はない。そして、ステージ上では会場で聞こえている音はほとんど聞こえないのだ。


ステージが終わり、ギターのY先生と雑談中に「なるほど!」と思えるご指摘をいただいた。それは自分の音が聞こえないとついついチカラが入り、演奏中ずっと100%の息を楽器に吹き込み続けてしまう・・・ということだ。
EWI」は息の入れる量で音量をコントロールできる楽器であるから、今回の私の演奏はずっとボリューム最大でお届けしていたことになる。
こういう演奏は聴いている側が疲れる演奏となってしまう。

 

だから、これからは自分の音が聞こえない状況下でありながらも、息の量を余裕を持って調整し、必死のパッチの演奏にならないよう練習をしておかなくてはならない。
こいつは私にとって“Level5”の難易度だ。

 

 

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