2年越しの曲作り

一番肝心な“サビ”だけが出てこない。

 

 

何の話かと言うと、作りかけている曲のこと。
もう、かれこれ2年ぐらいが経つ。
実はこの曲の存在自体をすっかり忘れていた。
先日、久しぶりにボイスレコーダーを引っ張りだしてきた時、中に入っているデータを再生してみて思い出したのだ。


私は今までで数曲しか曲を作ったことがない。
その内の2曲を「わさび」に提供している。
この作りかけている曲も「わさび」で提案するためのモノだ。

 

私の場合、曲作りに必要な道具がボイスレコーダー
曲作りに励むと決心した時から、四六時中このボイスレコーダーを肌身離さずもって行動する。
通勤中も、外出中も・・・だ。
そして常に曲の事を考え続け、浮かんだモノを片っ端から録音していく。
最近は高性能なボイスレコーダーが多種販売されているが、私が1号機を購入した時は各社まだラインナップが乏しかった。


私が購入したボイスレコーダーは機能的にはとてもシンプルな作りで、
・フォルダー機能なし
・ファイル名表示なし
・モノラル録音(別売りのマイクでステレオ録音が可能)
・バックライトなし
・メモリーは128MB(外部拡張機能なし)
こんな感じだが、当時何がすごかったかと言えば「本体付属のUSB端子でPCに接続可」・・・これだった。
ちなみに“SANYO”製。


このレコーダーをスタジオに持ってきて、バンドの音を録ったことがあった。
録音レベルを一応機械が自動で設定するのだが、ワンテンポ遅れるためなのか、録音を開始すると最初の音がレベルオーバーで割れて

しまってから、グッと下がって適正レベルになる始末。
ま、オールマイティではないのでしかたがない。
ただこのレコーダー、今もってなお使い続けているのには理由がある。
それは低感度のモノラル録音という点だ。

 

このレコーダーを購入後しばらくして、やたらとボイスレスレコーダーがもてはやされる時代が到来した。
後継機が続々と発売され、あらゆる機能がすばらしく改良された。
そんな中、私もスタジオ内でのバンドの音を録音するのが目的で、新しいレコーダーを購入した。
買ったのは前回同様“SANYO”製。
スタジオ内の録音に関しては満足のいく結果だったが、自分の声を録音すると、高機能が災いしてうまく録音が出来ない。
好感度のステレオなので外で録音すると風の音をまともに拾ってしまってすごく聞き取りにくくなってしまうのだ。
だから、録音したいときはわざわざどこかのビルの玄関などに入って、風の影響を受けない状況下で録音をした。
それでも、ステレオ録音で録られた音は妙に聞きづらかった。(モノラルに切り替えることは出来ない仕様)
そんな訳で、今でも1号機を愛用している。

 

さてサビのないこの曲、またぼちぼち考えてみることにしましょうか・・・
はたして、「生わさび」(わさびのライブのこと)で皆様にご披露できる日が来るのだろうか・・・