新しい主役になれるかも・・・

先週の土曜日の21時~23時、「わさび」のスタジオ練習だったので、その前に個人練習のためスタジオに籠もることにした。


やるべきことは、
①各マウスピースのリード探し
②「Gottsu Sepia Tone」(ゴッツ セピアトーン)、初めての音出し

 

この日のためにリードを1箱(10枚入り)購入しておいた。私が愛用しているバンドレンというメーカーのリードは、箱の中では1枚1枚個装されている。イメージとしてはお徳用のキットカットだ。


そのリードで今回とても不思議なことが起こった。
今まで10枚入りのリードの中で使えそうなモノは2~3枚というのが普通で、使えそうなモノとそうでないモノの差は、結構ハッキリしてた。
今回もいつも通り10枚すべて開封し、1枚づつ装着して息を入れてみた。
マウスピースは「Gottsu Metal」(ゴッツ メタル)。
10枚吹いてみて驚いたことに、この10枚に差がほとんどないのだ。
こんなことは初めてだ。
今回はたまたまだと思うのだが、何だかきつねに摘まれた感じだ。
その中から5枚のリードを「Gottsu Metal」用にチョイスした。

 

 

 

次に「リバイユ STUDIO」と「リバイユ LR」を探した。
この2つのマウスピースに合うリードは「Gottsu Metal」より薄目が良い。よって、「Gottsu Metal」で使用していたモノで「ちょい薄」になったモノからも選んだ。

 

さあ、そして本日のメインイベント、「Gottsu Sepia Tone」の登場だ。
初めて吹くのでどんなリードが合うのかわからないので、とりあえず新しく購入したリードと、以前購入したが適合するマウスピースに出会えなかったリードを6枚選定して吹いてみることにした。


1枚目のリード。
吹奏感が唯一私が持っているハードラバータイプのマウスピースである「Selmer Super Session」(セルマー スーパーセッション)に似ていた。
このマウスピースは太く丸い音を出したい時用にと購入したマッピだ。
想像していた「Gottsu Sepia Tone」の音ではなかった。
そして、2枚目のリードも同じような感じで、結局5枚目まであまり変わらない音だった。


ちょっと、がっかりだった。
失意の中、6枚目(用意した最後のリード)を装着した。この1枚は他の5枚と(同じバンドレンではあるが)違うブランドのリードだった。
「おおおぉ!」
明らかに、他の5枚のリードとは鳴りが違った!
「これだ!」
求めていた「Gottsu Sepia Tone」の音。
リードによって、こうまで音色が違うものか・・・と改めて勉強となる出来事だった。こんなことなら、今まで使っているマウスピースも、もっともっと多くのリードで試すと新しい発見があるのかもしれない。

 

 

 

そして、21時からの練習で初披露となったのだ。
バンドのメンバーにはこのようなことは話をしていないので、私のマウスピースが変わったかどうかなど、知る由もない。
まして、いつものマウスピースの音色とどう違うかなど、誰にもわからないことだと思う。
ま、楽器なんて自己満足の世界だし・・・