続 マッピとリードのコアな話

「リジェール」を購入したのは今から2年ほど前。
ま、どんなものか試してみよう…というぐらいの気持ちで買ってみた。
現在使用しているマウスピース(=マッピ)の中では「Dukoff」(デュコフ)が一番合うかな?…程度の感じだったので、購入後、積極的に使用することはなかった。
でも今回、「Gottsu Sepia Tone」(ゴッツ セピアトーン)には、何となく合うようなイメージがあった。


「Gottsu Sepia Tone」+「リジェール」。
個人練習で2時間ほど続けて吹いてみた。
イメージ通り、及第点の相性だった。
そして前ブログで危惧していたリードミスは起こらなかった。
「よし、次はバンドの中で吹いてみよう!」


12月23日(祝)21:00~ 平成22年度「わさび」最後の練習。
この練習の目的は、来年1月30日(日)のライブに向けてだ。
この練習で「Gottsu Sepia Tone」+「リジェール」を試してみた。
個人練習ではリードミスがなかったので「たぶん、起こらないだろう・・・」と思って吹いてみた。


ところが・・・
次のライブで披露予定のインスト「バードランド」を演奏途中に、リードミスが起こった。
何度かリードミスが続いた時、私にはその原因にピンときた。
「自分が悪いんだ・・・」


私は緊張したり、必死になっていたりすると必要以上にマウスピースを噛んでしまう癖がある。
「噛む」というのは口の形が「い」を発音するときの形(唇を横に引っ張っている感じ)になることで、この形は悪いアンブッシュア(マウスピースをくわえる口の形)と言える。
私は吹き初めの高校生の時にこの形で教わって以来、未だに完全に修正することが出来ないでいる。
反対に良いアンブッシュアは口の形が「お」を発音する時の形になる。イメージ的にはマウスピースを全方向(360度)から包み込むような感じだ。


「バードランド」は「わさび」では滅多に披露する機会のない、インストゥルメンタル。私の好きなフュージョンから抜粋の1曲である。
「私が、メロディを担当している…」というフロントマン精神にまだ打ち勝つことができず、必死に演奏してる。
だから、一連のリードミスはアンブッシュアまでコントロールする心の余裕が無いことに起因していると思われる。

 

 

 

 

フィギュアスケートの新星、16歳の村上選手は大舞台でも自信を持って演技を披露している。
彼女曰く、その自信の源は“絶対的な練習量”だそうだ。


16歳の少女に教えられる、おっさんであった・・・