音楽で飯を食う！ バンド演奏や歌、あるいはソロで楽器を演奏している人は一度は考えたことがあるかと思う。
もう10年ほど前だが、一緒にバンド活動をやっていた友人が、東京へ出て、プロとしての演奏活動を開始した。勿論、この世界はそんなに甘いものではなく、少しずつ仕事は貰えるものの、
アルバイトをなくしては生活はできなかった。彼はようやく4年前にアルバイトをしなくても良くなったそうだが、きっと安定しない生活で厳しい状況なのだろう。
そんな中、今年の3月で無期限の活動休止を告知をした。
１ｓｔシングルが発売された際、関西での凱旋ライブを見たときには、良くここまで頑張ったなあと頼もしく思ったものであり、オリジナルアルバムの発売を心待ちにしていた。
しかし、ついに聴く機会は来なかった。（無期限の活動休止は何を意味するのかはおおよそ見当はつく）
今や、CDが売れない時代だ。メジャーの中堅どころは相次いで解散や活動休止に追い込まれている実情、トップクラスのアーティストでも全盛期の売上にはとても及ばない。
ましてや、バンドの場合、作詞作曲をしている場合は事務所からの給料以外に、印税という収入があるが、メジャーデビューしても月収は10万円～多くても20万円程度で、
演奏だけをしているメンバーは所属事務所からの給料のみであるため、キャリアのあるバンドだと事務所の負担も大きく、重くのしかかってくるという。
音楽とは楽しく、音を奏でること。音を楽しむことだ。 やはりバンド活動や演奏活動、というものは趣味で続けるのが一番長く続けられるということだろうか？
