幕末って何?  その3

「龍馬の暗号・最後の手紙に隠された謎 ~幕末最大の英雄を暗殺したのは誰だ!?~

 


これは、先日録画したテレビのタイトル。
タイトルを見てピンときた。
数多くの私の疑問に答えてくださった加治将一氏が書かれた著書「あやつられた龍馬」の中で触れられている内容が、まさにこのテレビのタイトルと同じだった。

あやつられた龍馬.jpg

 

龍馬ファンなら「あやつられた龍馬」をご存じの方も多いはず。
過去ブログ「幕末って何?  その1」「同  その2」にも書いたが、私が知りたいのは本当の坂本龍馬像。
加治将一氏の歴史解釈は、私が捜し求めている“リアル龍馬”に唯一、納得いく回答を示してくれている。
結構いろいろな龍馬さん関連の本は読んだけれど、みんな書かれていることは同じ。
そんな中、加治先生の目の付けどころは違った。
龍馬さんだけではなく、幕末の動乱期に起こっていたと思われる裏の事情を余すところなく書かれている。
私には目から鱗だったし、加治先生の解釈なら話がスムーズに通ることが数多くあった。
ま、私には加治先生の解釈に異を唱えるほど知識がないだけなのかも知れないが・・・

 


私が当初から不思議に思っていた疑問の一つに、何故、坂本家は身内から脱藩者が出たにも関わらず、お家取り潰しにならなかったのか?
他にも、何故、千葉道場から長刀の目録(短期講習終了証レベル、しかも千葉家の3人の娘のサイン入り)しか貰えなかったのか?
例えば、このようなことを不思議に思っていたが、長い間、明確に答えてくれる書物に出会うことはなかった。
当時、脱藩と言えば重罪。
と、あらゆる書物に書かれてあるにも関わらず、坂本家の人はみな元気だ。
なんで?


龍馬さんは2度も江戸へ剣術修行に出ている。
北辰一刀流を学びに行ったのに何故か“長刀”(主に女性が学ぶ)で、さらに武道では前代未聞の女性剣士の連名。
なんで?


当然だが、上記のような事例にもそれぞれ理由があった。
脱藩しても咎められないのは、実は脱藩ではなく上からの密命だったからでは・・・
2度にわたる江戸行きも、表向きは剣術修行だが実は・・・
加治先生の解釈で見れば、いろいろな疑問が解決し、繋がっていくのである。
私なんかでも「おかしいなぁ… 何でなのだろう?」って思っていたことが、「おお! そう考えれば話が繋がる!」となるわけである。
この場で加治先生の解釈を語ったところでしかたないので、もしご興味があれば一読ください。

 


さて、話を戻して、テレビで放映されていた「龍馬暗殺」に関する加治先生の解釈。
それは、実行犯は中岡慎太郎とするものだ。