レコーディングについて

わさびは今まで三回レコーディングを行い、二枚はCDRシングル、オリジナルアルバム一枚を出している訳だが・・・

 

最近はPro ToolsやCuBaseや、レコーディングのソフトも簡単に手に入るようになり、自宅で録音というバンドさんも多いようだ。

 

しかし、わさびは、毎回エンジニアさんに立ち会ってもらってすべてのパートをレコーディングスタジオで録音している。

エンジニアさんも毎回同じ方にお願いをしている。

 

私は、レコーディングは、やはりスタジオで録音しないと自分の中でレコーディングオンオフ切り替えスイッチが入らない。

家で録音したら、何か音もちまちましたものになるんじゃないかという思いがある。

 

キーボードパートはライン録音するので正直家でもできるのだが、やはり家ではダメだ。

家ではいろんなものが散乱してるので気持ちが整理できない。

 

録音する時は、今思い描いている自分の演奏を固める、限られた時間で、その場でしか出せない音を出す、その位の気持ちでやっている。

 

多重録音する時の簡単なシミュレーション位は家でやってはみるが、バランス、オルガンのロータリーの切り替え具合、一部のフレーズなどは結構出た所勝負である。

 

いつも時間を多めにもらい、ブースで、うーうーうなりながら、何回も何回も聞いて、最後の方は時間が足りなくなり、思った事があまりできなくて悔しい思いもかなりする。

しかし、それも、自分の今の力すべてを出し切っての結果だと思って、その悔しい思いを次につなげる。

 

レコーディングはすごく緊張感あふれる場である。

 

一ヶ月位から何となく心のどこかに重い感じがして、二週間前にはどうしようどうしようと、今更やろというつっこみもありながら、焦り、一週間前には胃が痛くなり食事も何かおいしくなくて、前日にはもうギンギンに冴えて眠れない。

 

いっぱい、いっぱいになりながら録音した作品、録音した直後は、聞いてても、あれもできなかった、これもできなかったと悔しい思いばかりが出てくるが、時間をおいて聞いてみると、なかなか細かい所が、結構出たとこ勝負なのになかなかうまく音使えてるじゃない、と思う事も多々ある。

たとえば、分岐点の最後の部分。ピアノに混じって入るオルガンの、ロータリーのファストとスローの切り替え具合はなかなか絶妙だと思う。

雪の、アウトロ、曲が盛り上がっていく所でピアノがその盛り上げを引っ張っていく、そんな感じがするフレーズもいい。

 

ところで、わさびは今年秋あたり、新しいアルバムを作るためレコーディングに入る予定である。

今度はフルアルバムにしたいね、という事でよろづあります、より、曲も増やしたいと思う。

 

曲、作らないとね・・・CubaseのLEあるのに、まだインストールすら、してないから。