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同じ人間のやることなので

前回のブログで昨年末に2本のライブビデオを鑑賞したことに触れた。
この2本のビデオには、お客様が会場で聞こえている音が収録されているという話をしたが、私には非常に楽しみにしているポイントがあった。
それは、それぞれのライブで使用しているマウスピースが違うということだ。

 


この2つは両極端に違う。
下の写真をご覧いただければわかるように、一番の違いは素材である。
左のメタル素材のマウスピースは、バンドのようにエレクトリックな楽器の中にあっても存在感を出すことの出来るタイプで、右のエボナイト素材はJAZZ向けに作られた味のある音が出るタイプだ。
初めにお断りしておくが、この音の違い、私以外の誰にも分からない話であることを承知で話を進めていく。

「Gottsu」.jpg

 


この両者の違いが、どう聞こえるのか?
いきなり結論から言うと、あんまり変わらないということだった。
あ~、なんと不服な結末。
不服というか恥ずかしい結果のように思える。


私は今まで「わさび」のライブやレコーディングにおいて4つのメタルピースと1つのハードラバー(エボナイト製)を使ってきた。
そしてその都度その都度、音を確かめてきたが、やはりその音の差は「あまり変わらない」だった。
もちろん、違いはある。
例えば私の持っているマウスピースも他人が吹けば違った音が出る。
つまり、マウスピースによる音の違いというのは私が私である限り、その幅は限られているようだ。
ま、音だけでなく吹くフレーズや吹き方というものも「私の音」を形成するに当たり随分影響を及ぼしているとも思われる。

 


私がサックスを持つきっかけとなった「T-SQUARE」のフロントマン伊東たけし氏。
伊東氏も近年、長年使い続けてきた「Dukoff」というマウスピースを卒業された。
新しいマウスピース、確かに音は違う。
キャンディ・ダルファも結構マウスピースを変えている。
それぞれ確かに音は違う。
でも、伊東さんは伊東さんの音だし、キャンディはキャンディの音なのだ。

 

 

 


「自分が気に入る良い音を出したい」
長年の目標達成は程遠い・・・というより永遠にゴールはないんだろうな・・・