近鉄奈良駅前のメインストリートの東向き商店街。
この東向き商店街、なぜ「東向き」かご存知ですか?
角川の地名辞典などを図書館でご覧いただければすぐに判明しますが、
この通りの東側は昔は興福寺の境内で、興福寺が自分の敷地に面したところに、
家屋や店が建つのを嫌い、この通りの家はすべて西側にしか建たなかったそうです。
通りの西側の家屋の正面玄関はすべて「東を向いている」ので、「東向き」という地名が生まれたようです。
さてさて、近鉄奈良駅周辺で仕事をしておりますと、日々、この商店街は通ります。
いつも歩いているのに、入ったことがないお店がありました。それが今回ご紹介いたします、
上海楼です。
奈良では老舗の中華料理店ですが、なんとなく入りづらくて・・・。
昨日、お昼から文化会館で用事があったので、その前の食事として行ってきました。
メニューの中で麺類を確認!
750円くらいからラーメンがあり、一番高いのが1250円のふかひれラーメン。
よし! とかなり気合を入れてふかひれラーメンと生ビール中550円を注文。(昼飯で1800円は贅沢だ!!!)
そんなにお店は混んでなかったのが理由なのか、調理場の手際が非常に良いのか、
注文してからすごく早くラーメンが到着しました。
・・ちなみに後で入店されたご婦人が注文したチャーハンも、非常に出るのが早かったです。
奥の調理場からは勢いのよいフライパンの音が聞こえてましたし、さすが老舗! 仕事が早い!!
それにしてもこのラーメン、旨いですよ!
あまり湯気が出てなくて、「一瞬アレ? 注文したのは失敗か?」と思いましたが、トロミのついたスープのせいで湯気が少なかっただけで、
中身は本当に熱々!!
麺に関しては、昨今の麺にこだわりを持ったラーメン屋に慣れていると、非常に普通に感じてしまいますが、しかし、中華料理屋さんのラーメンは
これが普通だと思います。
まろやかな味で、あっという間に全部食べてしまいました。
ラーメンのどんぶりを持って、最後までスープを飲みきるなんて何年ぶりでしょう。
海鮮のラーメンとかも気になりますし、次は、2000円のコース料理(2人から)も食べてみたいです。