思い出せ、本当は妻がいることを

ここのところ長い間、アルトばかりの生活だった。


でも、私が結婚しているのはテナーである。(この辺の事情は過去ブログ4月8日「自己回想 その13」参照)今の生活の中でテナーと触れ合うことのできる機会は「気まぐれハウス」でオールディーズを演っている時だけだ。

 

 


最近、ちょっと思っていた。
もう少しテナーを吹いてみようかなぁ… と。


そんな不安定な気持ちの中、「はなび」や「ネイバーズ」さんでお世話になっているギターのY先生から、先日、ご自身が作られたある曲を聴かせていただいた。
その曲は何と、「フューチャリング ザ テナーサックス」ではありませんか!(テナーがメインを取っているインストって意味)
先生曰く「作曲、編曲などで今までアルトサックスを多用してきたけど、もう飽きてきたので、最近はテナーサックスに注力している」と。

 

余談だが、このY先生の作られる本気モードの打ち込みは、恐ろしいほどの完成度だ。ご自身が演奏されているギター以外のパートはすべて打ち込みなのだが、メロディを奏でるサックスなど実物を吹いている私でも耳を疑うぐらいリアルなのだ。それもそのはず、ブレスコントローラーを駆使し、音量はもとより音程や音質などサックス特有の表現部分を再現できるようになっているのだ。
まさに、吹いているかのごとく・・・

 


そして、1つ前のブログでも触れた「はなび」の活動延長だ。

「はなび」におけるインストはアルトでもテナーでも何ら問題はない。

ま、つまりは最近「テナーを吹きましょう!」関連の出来事が重なってきているということなのだ。こういうことの積み重ねが、私の場合よく次の行動の動機へとつながる。

 

 

 

「気まぐれハウス」でテナーを吹いていても、最近「2半」のリードが薄く感じられてしかたがない。「2半」というのはリードの厚さを示す。数が大きいほど厚く、0.5(0.5=半と呼ぶ)単位で存在する。通常なら「2」「2半」「3」「3半」「4」とこれぐらいの間から自分にあった厚さを選ぶ。私はアルトもテナーも「2半」を使っている。多くの人が「3」か「3半」を使っているそうだが、私にはちょっと薄目がちょうど良い。
リードというのは厚いと息を入れた時の抵抗感が強く、音が鳴りにくくなり、薄いと簡単に鳴り過ぎて音質は安っぽく、リードミスを多発したりする。
そして長い間同じリードを吹いていると、どんどん薄く感じるようになり寿命を迎える。

 


そう言えば、今までテナーサックスのマウスピースのことについて触れたことがなかったので、少し話をしてみよう。