ヘルメットデビュー

先日、初めて自転車用のヘルメットをかぶって、自転車に乗りました。

元々僕は帽子を「かぶる」のが嫌いな人間でした。
帽子をかぶって、髪の毛がぺたぁ〜っとなるのも嫌いでしたし、何よりも帽子が似合わないのです。
何度か帽子売り場で、試着?・・というか、試しにかぶってみるのですが、ことごとく似合わないのです。
周囲からも、「あまり似合っていない」という意見を伺います。
自分で「似合っていない」って思うのは、まあ、僕個人の好みが大きく反映されるので、よいのですが、
さすがに周りから「帽子が似合ってない」といったような言葉を聞くと、ますます帽子などかぶれなくなります。

僕はクルマが大好きで、バイクにはあまり興味がないのですが、バイクに興味がない理由の大半が、
バイクはヘルメットをかぶらないといけない・・」というとこにあるような気がしないでもない。

まあ、とにかく、帽子とかヘルメットが嫌いだということを、30年余り培ってきたのですが、
ここで、登場するのが自転車用のヘルメットです。

自転車用のヘルメットを購入してから、それを装着して走るまでにも、ちょっと時間がかかりました。

自転車で走ろうと思うのですが、真新しいヘルメットを横目に、「まあ、今日はまだヘルメット無しで行こう〜」
なんていう感じで、走っていました。
・・・そもそも購入した時点で、僕にとっては奇跡みたいな話なのに、それをかぶるなんて、昔の友達が聞いたら驚くでしょうね。

でも、それもこれも自転車のため。

「ヘルメットは、安全のためにかぶるものだが、それ以上に、速い自転車に乗ってますよぉ〜、っていうのをアピールするためにかぶるのだよ」というコラムを読んだのがきっかけで買いました。

ただ、やはり初めてかぶったヘルメットは、違和感だらけでしたわ。

ちょっと頭がかゆくなっても掻けない。
額の汗がぬぐえない。
・・・まあ、あたりまえの話なのですが。

リュックサック大嫌いな僕に、リュックサックを背負わせ、
スポーツにまるで縁のなかった僕に、体を動かさせ、
お酒の好きな僕が、休みの前の日はお酒を飲まなくなり、
そしてヘルメットをかぶり・・・。

自転車恐るべしです。

リュックサックが嫌い、ヘルメットが嫌い、休日前の深酒、大好きな自分のクルマの洗車、ギターの練習、部屋の片付け、
そのすべてが、「晴れた日の自転車」には勝てません。

本当に恐るべし自転車です。