ホルモン焼き 徳康

DVC00057.jpgホルモン焼きはお好きですか?

正直なところ、僕はモツ鍋とかが苦手で、ホルモン焼きもそんなに好きではありません。

・・・否、ありませんでした。昨晩、「徳康」に行くまでは・・・。

昨晩行ってきました「徳康」というお店の話です。

今日、改めて最寄駅などを調べますと、帯解駅ということになってますが、電車では結構行きにくそうで、普通に考えると車で行くことになるのでしょうね。

いま、この文章を書きながら、昨晩食べたホルモンの数々を思い浮かべているのですが、ことごとくウマかったです。

お店の雰囲気は、完全に「昭和」です。演歌が流れ、間違っても「お洒落な」という形容詞は使えない感じです。
店内には特にメニューがなく、正直なところどのように注文してよいのかも分からず、その上、決して愛想がよいとは言えない、体格のよいマスター(誤解を恐れずに言うと、最近のゴッツイ感じの清原さんみたい)の雰囲気もそこに上乗せされて、テーブルに座ったものの、完全に店に呑まれてしまった状態です。

「ビールは自分で取ってやぁ〜」という声の先には水を張った冷蔵庫があり、「350円」の文字が。・・瓶ビールをセルフで飲みます。

で、特別に注文のやり取りのない状態で、「ダイコンキムチ」(大根の甘みとマッチしてほんまにおいしい)が出てきました。
この辺りで、おもむろにマスターが「おまかせで出していくから、それでええやろ?」という旨のセリフを語られました。
「3人でビールも飲んで、まあ1万円くらいでいけるようにするから」とのこと。
無論、こちらもそのほうが助かります。

ここからのメニューは、生レバー、ユッケ、(細かい部位の名前を覚えていないので、誤解を招かないためにも詳しくは書きません)などなどが、素晴らしいタイミングでテーブルに並びます。

そして、もう書かなくてもよいような気もしますが、そのどれもが「ウマイ!!!」のです。

「こんなにおいしい○○初めて食べた!!」の連続です。

その間にも、またまた絶妙なタイミングで「キムチ」が出てきます。
(またこのキムチがほんまにおいしい。おかわりをマスターにお願いしました)

そしていよいよ、七輪の登場です。

まずはハラミから。

何度でも言いたい!!  「こんなにおいしいハラミは初めてだぁぁぁ!!!!」

タレで食べるのではなく、わさびをつけていただきます。塩味とこのわさびとの相性が抜群なのです。
決して大食漢ではない僕が、・・それもつい先ほどまでは「僕はホルモンは苦手なんだよねぇ〜」なんて言ってたのに、
次々と平らげていってしまいました。

鶏肉も出てきました。ねぎと一緒に焼いて。これがまたうまいわけです。

そしてそして、「タン」の登場です。
厚めに切ってあるのですが、これがまたお〜いしぃ〜〜。
タンって甘いんですね。表面の塩味と中からこぼれおちてくる「甘み」。

お店の屋号が「土佐備長炭 徳康」なので、使っておられる炭はまさに「土佐備長炭」です。
この炭を使っていると、灰が飛ばないということをマスターから教えていただきました。


土佐備長炭。これがまた美しいのですよ。僕なんかが、普段バーベキューで使う炭とは全然違います。
・・別に僕は炭フェチではありませんが、網の上の肉を食べ尽くし、次のメニューが運ばれてくるまでのしばしの時間、
我々3人は備長炭に魅せられました。あえて表現するならばその炭の色は「ひっそりと、でも圧倒的な存在感で美しく光る朱色」でしょうか。
思わず手で触れたくなるほどの美しさです。

そうこうするうちに最後のお肉が運ばれ、(最後はタレ味のお肉)もちろん瞬く間に食べてしまい、
最後にテールスープの登場です。

完全にノックアウトです。

「愛想のよくないマスター」っていう印象は、今やもう完全にありません。
八方美人的なニコニコの笑顔はありませんが、メニューを順番に出していただく間に、

マスターの「心くばり」を存分に味わうことができました。

もうすっかり、マスターとマスターが出すホルモンに首ったけですわ。

絶対にまた行きます!


・・・ちなみに、ウェブで「徳康」を調べると、その「周辺の店」ということで、以前にここで紹介しました、
「鳥研」も出てきます。

奈良県民として一言。

恐るべし、帯解!!!

そして「徳康」さん。 近々また行きます!!!
おいしいホルモン!!! よろしくお願いします!!!!!