僕は図書館で仕事してます。
仕事柄、古い新聞に目を通すことがしばしばありまして、なかなか面白い発見をすることもあるのですが、今回はそんな記事の紹介です。
昭和48年11月29日の毎日新聞 奈良版からのご紹介。
いわゆる、新聞社が地元奈良の飲食店を紹介しているページで、申し込めば抽選でお食事券なども当たるというようなページです。
「ミスタードーナッツ」とか奈良駅前にある喫茶店「シャンブル」など、今でも残っているお店の店名も見受けられます。
その中の中華料理店の案内がこちらです。
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餃子は 中国の昔より不老長命の食物として受食されて来ました。
スタミナがつく!
一言に言いつくせませんが、お薬で言うなら総合ビタミン剤のようなものです。
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何とも「ざっくり」とした説明です。
当時の奈良ではあまり「餃子」は知られていなかったのでしょうか?
『一言に言いつくせませんが、お薬で言うなら総合ビタミン剤のようなものです。』
という一文を読むと、この記事を書いている方も、当時あまり餃子のことを知らなかったのではないだろうかと推測されます。
餃子=総合ビタミン剤
今まで考えたこともありませんでした。
記事内のフォントの大きいところだけ読むと 『餃子は スタミナがつく!』 ということで、意味はよく伝わります。
ちなみに他のお店の紹介分はもっとフォントが小さく、いっぱいいろいろなお店の情報が書かれてあるのですが、(上の「ちょぼ焼き」の記事参照)
この中華料理店の案内は「空白部分」が多いです。
・・・あまり書くことも無かったのでしょうか。。。