マッピとリードのコアな話

私の最近のマウスピース事情。

 

まずは、購入してまだ間がない「Gottsu Sepia Tone」(ゴッツ セピアトーン)。(過去ブログ10月30日「新しい主役になれるかも」参照)
「Gottsu Sepia Tone」は、出来れば1月30日の「わさび」のライブで使うつもりでいるのだが、先日は試しに「Boogie☆Ramblers」(ブギー・ランブラーズ)の練習でも使ってみた。
結果は予想通り、ブギーの中で使うには音質がちょっと大人し過ぎる。


ただちょっといやな症状が出ている。
それは吹き初めて30分ぐらい経ってリードが馴染みだしてきた頃から、やたらとリードミスが多発するのだ。
原因として考えられるのは“そのリードとの相性”だと思う。ただ今までも経験からだと、リードが薄いなどの理由で相性が悪い場合、吹き初めの早い段階からリードミスが多発する。
「Gottsu Sepia Tone」は、ずっと調子良く来ているのに途中から急におかしくなるのだ。
このマウスピース、もっと研究が必要のようだ。


そこで先日の個人練習の時、試してみたリードがある。
「リジェール」だ。
通常、サックスのリードの素材は、一見すると竹のような感じにも見えるが葦の一種である。
天然の素材なだけに、善し悪しがあったり、割れたり欠けたりするし、使っているとカビが生えたりもする。
そこで考え出されたのが、半永久的に劣化しない人工的に作られたリードなのだ。

 

Legere&V.jpg

左が「リジェール」、右が通常のリード

 

 


これまでにも数種類は作られてきたと聞いたことがあるが、なかなか定着するところまでいかなかったようだ。
そんな中、出てきたのがこの「リジェール」だ。
私の知る限りでは、それなりに良くできた代物らしい。
人工的に作られたリードって、世間的にはどういう評価なんだろうか? 私はよくは知らない・・・
ただ、プロで使用している・・・という話は聞いたことがないが・・・


木管楽器はリードが振動することによって音が鳴る仕組みなので、リードの役割はかなり大きい。
そのリードの重要なポイントの一つに「厚さ」があるのだが、通常のリードが1/2刻みなのに対し「リジェール」は1/4刻みになっている。しかも購入後、1回は交換可能。(ま、購入時に試奏できないので、当然か・・・)


私の場合、本物のリードは吹き始めて1時間ほどすると変化が表れる。口の中に入れるものなので、リードは唾液を吸って湿ってくる。徐々に、徐々に・・・
で、1時間ぐらいすると「ええ感じ」になるという訳だ。
でも「リジェール」は最初からずっと同じコンディションだ。(当たり前か…)

 


「Gottsu Sepia Tone」+「リジェール」の吹奏感については次回にしよう。