綴花

090408_182153.jpg(。・_・。)ノなおママです。
今仕事帰りで、会社の近所歩いてます。桜満開ですね。先週土曜日が雨でお花見出来なかった方は今週末までもつかしら?とヤキモキされてるのでは?
さてさて桜といえば、わさびの楽曲に『綴花』があります。
あの歌詞が「ちょっと難しいです」という感想をいただくことが有るので少し背景なんぞ語ってみます。

時代設定は現代ではありません。が、かなり幅を持たせています。だいたい奈良時代から戦国時代です。ざっと1000年間です(笑)
主人公は村1番の機織り名人の女性です。
戦場へ行ってしまったまま長い間帰ってこない恋人(夫)を待ち続けています。待ち続けて待ち続けて疲れ果てていつしか機織りも止めてしまいました。
そして心も身体も痛み過ぎています。
彼女の恋人は二度と戻ってくることはありません。が、神に祈るような気持ちで最後の織物を織ります。彼女は時々手を止めて池のほとりの桜の大木を見に行きます。そこは二人の思い出の場所です。
そこで彼女は彼の幻を見、幻聴を聞くのです。
やがて最後の織物が出来上がります。そして満開の桜が春の嵐に煽られて激しく散り舞う夜、彼女は姿を消します。
彼女の行方は誰も知りません。