自動でんわ

jidou_00.jpg長野県南木曽町妻籠宿という宿場町。この地と縁があって、僕は毎年ここを訪れます。理由の一つは、地元に行きつけの宿があるからです。・・・厳密には僕の行きつけではなく、僕の母が40年ほど前から行っているお宿なので、僕も自然と行きつけになりました。もう一つの理由は、毎年11月23日に、この宿場町にて「文化文政風俗絵巻之行列」というお祭りがあり、4年ほど前から毎年そのお祭りに参加しております。江戸時代の旅人の装束に身を包んで、妻籠宿内を練り歩きます。このお祭りの楽しさはまた別の機会に書くといたしまして。

今回はこの妻籠宿のちょうど中ほどあたり、観光協会の建物があるのですが、その前に設置されている電話です。

「自動でんわ」です。

何が自動なのだろう・・などと、想像をかきたてられるネーミングです。

種明かしをすると、これは公衆電話のことのようです。手元にあります「広辞苑 第二版補訂版」(30年ほど前の広辞苑です)によりますと、「自動電話・・公衆電話の旧称」ということです。
江戸時代の街並みだけではなく、このようないわゆる「昭和レトロ」な公衆電話も今に残っている「妻籠宿

素敵です。