目に見える音

変なタイトルですね。音は「聞こえる」ですよね、普通(笑)
でも間違ってませんよ。

わたしが音楽を聴く時は、曲や音が目に見えるように感じます。
実際は見えません、当然ながら。
イメージが浮かぶというのか想像が広がるというのが正解なのでしょうか。

作詞をする時は頂いたデモ音源を聴くと頭の中に映像が浮かびます。まるで映画を見るように、もしくは目の前で俳優が演技をしているように、お話がどんどん展開されていきます。ものすごくリアルで出演者(?)の息遣いや風や匂いや痛みなんかが感じるように感じるのです。

自分の作詞した曲以外の音楽なら、ジャンル問わず色が見える時もあります。
あるバンドは白である交響楽は赤だったりします。


何年か前に『月の音』という作品を書きました。
デモを聴くと月光が主人公の女性の周りにサラサラと積もっていくイメージでしたのでそのように書いたら「よく解らない」と作曲者が笑っておられました。
その後、打ち合わせを重ねて作曲者の意図に沿う詩に書き変えました。たいへん良い勉強になったと思っています。


さて、来週完成予定のアルバムの中に「月」という曲があります。この作品では月光は積もっていません。積もるイメージは浮かびませんでした。
ではどんなイメージなのか?
それは…聴いてからのお楽しみにしておきましょう。


今部屋の窓から月が見えます…。