自己回想 その3

「It's Magic」
当時は「THE SQUARE」(現在は「T-SQUARE」)を代表する1曲だった。
同時期にマリーン(フィリピンの女性歌手)もカバーしていた。
マリーンのバージョンにはブラスやストリングスが入っていて、賑やかなアレンジだ。
しかし、あの当時には「It's Magic」の吹奏楽用のスコアは世に出ていなかった。
聞くところによると、先輩方が吹奏楽用に編曲したそうだ。
余談だが、その翌年、発売されたとのこと。
(このクラブでは1年に1曲ほど自分たちで吹奏楽用に編曲することがあったそうだが、何故かすべて翌年になるとスコアが発売される現象が起こっていた)


ドラムを断念した私は新たな就職先を探していた。
ざっと吹奏楽で使用されている楽器の中で知っているのは・・・・・トランペット、トロンボーンクラリネット、そしてフルートだった。
クラは何となく好きになれない。(女性しか吹いていなかった)
フルートは女性用の楽器に見える。(今は吹いてみたい楽器である)
トロンボーンには華がない。(謝・・独断です)
という訳で、新しい就職先はトランペットに決めた。
幸いペットの先輩(指揮者でもあった)に可愛がられていたので、初心者なのに内定をもらっていた。
そんな時に聞いたのが「It's Magic」だった。
聞けば聞くほど興味が沸いた。


THE SQUARE」のフロントがアルトサックスであることを知るのに、時間はかからなかった。
即、転職を願い出た。
わずか数日間のペットパート経て、アルトサックスに永久就職した。

そう、永久就職のはずだった・・・・