決戦は8月1日

今年の「エレクトーンJAM2010」(過去ブログ5月4日「自己回想 その20」参照)は初めての試みであるが“オリジナル曲”で臨むことになった。
オリジナルでの挑戦を可能にしたのは今回のメンバーのお陰だ。
今回の「はなび」のメンバーは基本去年と同様。
ただ、去年は先に曲目が決まっていて、後からギターのY先生とパーカッションのHさんを招聘した。
このY先生、音楽教室及び個人でギターや音楽を教えておられる、音楽のプロである。
ギターを弾くことはもちろんだが、理論や作曲活動もされており、PAにも精通されている。
そして、PAに関するあらゆる機器を自前でお持ちという、とんでもない人だ。

 

2週間前に、初めて「エレクトーンJAM2010」の打ち合わせをし、その時点でY先生がオリジナルを1曲、用意してくれていた。
イントロまではフルで打ち込んでもらっていて、あとはコードの入ったサイズ表という形。
Y先生はジャンル的にはオールマイティだが、インストもお好きということで、いくつか作られた曲を聞かせていただいたけど、私の好きなタイプの曲が非常に多かった。
結構、馬が合うのだと思う。
「サックスでメロディ、吹かせてよ!」って曲があるんで、今度何かの機会で演ってみたいものだ。

 

さて、「エレJAM」だが、まずY先生が用意してくださった材料を元に、メンバーそれぞれがメロディをつけてみよう
ということになった。
Y先生が作ってきていただいたコードの羅列を見てどんなメロディが浮かぶのか?
コードの羅列をいくら凝視しても、全く曲の感じはわからないので、エレクトーン担当のDさんに「この譜面の通り、コードは白玉でいいんで最後まで弾いた音を録音してメンバーに配信して」とお願いする。
 ※白玉とは1小節間そのコードを引き延ばす事をさす。
その際、仮のドラムとベースも入れて欲しいので、それもお願いする。エレクトーンには自動伴奏なる機能が付いているので、割と楽にデモテープ(コードと基本ドラム、ベースパターンが鳴っている状態)が出来上がる。
これを聞きながら「どんなメロディーを乗せたらいいかな?」と想像を膨らませるのだ。

 

実はY先生はコード進行が出来ている時点で自分なりのメロディーは出来上がっている。
それを敢えて今の段階では発表せず、みんなに隠しているのだ。
なぜなら?
この曲を「作曲:Y先生」にはせず「作曲、編曲:はなび」とするためだ。
それと、エレクトーン担当で私の後輩Dさんは、バンド形式でオリジナル曲を作ったことがないため、今回は良い経験になるだろう…という配慮からだ。

 

かくして、私も自分なりのメロディーを作った。
先にコードだけをいただいて、メロディを乗せるというケースは私も初めての体験だ。
コードはあってもドラムとベースのパターンがないので、結構メロディを作る作業は難航した。


8月1日の予選を目指して、「はなび」の夏が始まった。