自分の親と自分が親

私は前のブログ(過去ブログ6月6日「あなたの趣味は?」参照)で、趣味は楽器の演奏だと書いた。
楽器の演奏つまり“音楽”は私の親の教育方針三箇条の内の1つなのだ。

 

1、体を鍛えること
2、語学(英語)をマスターすること
3、音楽をすること

 

この方針の元、小学校~中学校にかけて私は当時としては多くの習い事をしていた。


・サッカー
・剣道
・英会話スクール
・エレクトーン
・習字


それなりに忙しい日々を送っていた。
この中で今もって続いているのが“音楽”だ。
ただ、このエレクトーン、確か中学2年生ぐらいまで続けていたのだが、もう嫌で嫌でしかたなかった。
記憶にある限りでも、よく泣いて泣いて通うのがイヤだと親の手を煩わしていた。
そんな時私の父親はこう言ったそうだ、
「お父さんはまだまだお前には負けん。何をやってもお父さん方が上手にできるが、エレクトーンだけはお前の方が上手だ。」
私の父親は自分が出来なかったことを子供に・・・と思ったらしい。
しかし、それだけ嫌がる子供に、無理矢理にでもさせる信念の強さには頭が下がる。


私には小6と小4(両方女の子)の子供がいるが、私が音楽を続けているため、演奏を聞いたり楽器を見たり触ったりする機会は多いと思う。
上の子は幼稚園の時にお友達がオルガンを弾くのを見ては覚えて帰ってきて、私たちに弾いて見せた。そして、本人が習いたいというのでピアノ教室に今でも通っている。
が、最近は当時の情熱も失せ、辞めたいと言っている。


さて、どうするべきか?
私は私の親から教育された事しか判断基準がないので、「辞めるなぞ言語道断、続けなさい」というのも正しいとは思うし、やりたくもないことに

時間やお金を費やすのはナンセンスとばかりに、とっとと辞めることを認めるべきか・・・
ま、この手の事に関するオーソドックスな回答は、
「その子の性格や資質をみて判断すべし」といった感じだ。
そんなの当たり前よ!
答え何ぞ、ないのだ。
自分が親で自分の子だから難しいのだ。

 

ま、結局うちでは、一度始めたことだから小学校の間は続けなさいという平和的決断となった。

 

私の校区の中学校は吹奏楽に力を入れている学校らしい。
もしも自分の子供が吹奏楽部に入りたいと言ってきたら、何となくちょっぴり嬉しい気分だ。
ちなみに下の子は全く音楽には興味がない様子。
したくもないのに、させるほど信念のある教育方針を私には立てることができない。

 

 

自分の親は偉大だと思う。