Y30 グロリア 車検から帰ってきました

Y30グロリアが車検から帰ってまいりました。

 

的確な整備をしていただき、ガレージマーズさん、本当にありがとうございました。

もっとグロリアの整備にお金をかけることができたらいいのに・・・。

古い年式の車に趣味で乗っているにも関わらず、あまりお金をかけられないという、苦しい状況。
そんな状況の中で、今一番必要な整備をしていただき、本当に感謝しております。


小学校6年生の頃から中学3年生まで、僕は「ノスタルジックヒーロー」という旧車雑誌を購入してました。
当時の「旧車」と言えば、スカイラインの「ハコスカ」とか「ケンメリ」とか「510のブルーバード」とか
「ギャランGTO」とか・・。いわゆる、今でも人気のある旧車達です。
物心ついた頃から車が大好きで、ノスヒロ・・(ノスタルジックヒーローの略語)を買っていた頃、僕は本当に旧車の虜でした。

 

「いつか旧車に乗りたい!!」

 

当時からそう思ってました。

 

そして、その当時、僕が一番欲しかった車。それが、Y30グロリアです。・・今僕が乗ってる車です。
僕が小学校6年生の頃と言うと・・・ちょうど昭和と平成の間くらいのとき。

Y30グロリアは昭和58年の6月に発売されました。
当時のY30グロリアはそんなに古くないのでとても「旧車」とは呼べません。

でも、僕は、Y30グロリアに乗りたかったのです。なぜか?

僕のY30グロリアは、僕の母の弟・・・つまり、おじさんが新車で買って乗っていた車です。


僕はそのおじさんのことが大好きでした。

・・大好きでしたって言うと、すでに亡くなったみたいなニュアンスになりますが、今でも元気です。

 

とにかく、僕はそのおじさんに憧れてました。

 

おじさんはギターを持ってました。
おじさんはレコードをたくさん持ってました。
おじさんはトラック野郎のプラモデルを僕にくれました。

 

・・・今の僕の基礎を作ったと言っても過言ではない存在が、そのおじさんです。


そのおじさんがギターを弾いてなかったら・・・否、ギターを持っていなかったら、僕は今頃「わさび」なんていう
バンドギターを弾いていなかったかもしれません。

小中学生の頃、それくらい僕はそのおじさんに憧れていました。

そして、それだけ憧れているおじさんが乗っている車。それがY30グロリアだったのです。

 

そして、「おじさんが乗っている」ということ以上に、僕は本当にこの車のスタイルに惚れてました。

 

盲目的にグロリアに憧れた小中学生の頃を経て、高校に入学。
自動車運転免許の取得も3年以内という、比較的至近距離な感じで視野に入ってきました。
ある日、僕はおじさんに囁きました。

 

「免許取ったらグロリア譲って欲しい・・・」

 

おじさんはイエスともノーとも言いません。

 

しかしその後、たびたび「譲って欲しい」と囁き続け、遂に運転免許証を取得。
正式にグロリアを譲って欲しい旨伝え、OKをいただき、現在に至ります。

 

おじさんも、「まさかこんなに長く乗るとは思ってなかった」みたいです。

 

昭和59年2月に登録して、今年でグロリアは27歳。

まだまだがんばって乗り続けます!